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2011年9月28日 (水)

「朱花の月」観賞

出稼ぎ先への義理と互助会理事としての義務感で(笑)見に行ってきました。
以下ネタバレ含みます。

古代の大和三山の伝説になぞらえた・・・とかいうキャッチコピーから伝説の秘宝とか、不思議な力が眠るアドベンチャー的な期待に胸膨らませて。(大嘘)

要は大和三山(男二人が女一人をとりあう)の故事にこじつけて(シャレだーい!)、飛鳥地方の風景の中での恋愛模様を描いているとゆー映画です。

監督が奈良とカンヌでは英雄の河瀬さんなんで、正直商業映画ベースにするには微妙な内容です。(きっぱり)

冒頭からラストへの伏線を出す手法と、自然美を表現する色彩感覚はこの人の特徴のようです。で、この映画の一番の見所は「日本の原風景を美しく撮っている」のだと思います。
あえて突っ込みを入れようならば同じようなアングルでばっかり撮ってて綺麗にみせようというワザとらしさがちょっとマイナスポインツです。(エラそう。)
ただ、人物描写はカメラアップが多すぎて自然描写以外はわざとなのか、クセなのか、閉塞感でいっぱいで、とても見てて窮屈な感じをうけました。

あと人間の内面がどうも掴みづらく、人物の印象が弱かったような。俳優さんを撮影前からロケ地に住まわせて撮った割には、ちゃんと描けてないなあと思っちゃいます。登場人物に感情移入できないと、見てるほうがおいてけぼりをくっちゃうのが。まさに見る人を選ぶ映画でございますな。

あとはこの映画のテーマである「朱花(赤)」の色を作中散りばめ、少ないセリフと色彩で描かれる「静かさ」と、唯一「喧騒」のシーンである藤原宮跡の発掘現場の対称の妙がどこか幻想的な雰囲気の世界観と現実とをつなぎ合わせるのも見所かもしれません。

バッドエンドとは定義しがたいですが、結局はそれを描くための「朱花」かよ!と思いました。

飛鳥地方の風景と日常を切り取ったドキュメンタリー映画として割り切って作ったほうがよかったんじゃないのかなあと思いますが。
ディープな映画ファンじゃないと、いいと思えないでしょうね。マンガにたとえると、ガロとジャンプの違い、といえば分かりやすいでしょうか。
(゚∀゚)
よくも悪くも作り手のひとりよがりが顕著です。

ドリアン助川氏が一番いい仕事だったと思います。

あ、料理がうまそうだったのも見所。(笑)

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