平清盛「鹿ケ谷の陰謀」
有名な平家打倒の陰謀発覚事件です。
そして伏線回収の嵐でございました。
ここ最近の大河で主人公のブラックな部分をちゃんと描かれたのは久しぶりですよ。
2chみて思い出したんですが、平家打倒側についていたのに、裏切って密告した多田行綱役の中の人、天地人でも裏切り役してた人だったんすねw
有名な
「瓶子が倒れた」
のセリフも出て余は満足ですたい。(´∀`)
密告により、西光、成親を捕えた清盛。
その前に引き出された西光は容赦なく、清盛に罵声を浴びせます。平家の国造りはただの復讐だと言い捨てる西光。それまで鷹揚に聞いていた清盛は、それでブチ切れ。60歳とは思えない華麗なダッシュでクラウザーさん並みの飛び蹴りを食らわせます。
某サイトで何回蹴ったか数えた人がいまして50回以上だったそうで。
重盛に止められて、西光を斬首するよう命令します。
そして、引き立てられていく西光が落していったのはかつて信西が持っていた算木。それを焼いてしまえという清盛。権力によって周りが見えなくなって、かつての友の形見でさえ捨ててしまうというダークさ。いやあ、単なる英雄譚にせず、ここまで描いてくれるのに感謝ですよ!まあ流石に口裂け斬りは自重されたかNHK。もう視聴率気にしてなさそうなんで突っ走ってくれそうな勢いですたい。
一方手駒を次々と失う後白河院でございます。
松田聖子サマ、だから、アンタ何歳だよ!笑
さて、この大河お得意のシンクロ演出で、鹿ケ谷の陰謀の陰での伊豆の頼朝と政子。
時政パパンの命令で嫁に行かされることになった政子。
しかし、雨の中、一人で、頼朝の元へ向かい、あろうことか、頼朝を投げ飛ばした揚句、髭切の太刀を突き付け、武士の魂を忘れるな、と鼓舞します。どんな演出だよ!岩下志麻様がお怒りになるぞ。(笑)
清盛がかつて流罪にする際の言葉の意味がそれだと頼朝に言う政子。
それを思い出す頼朝。自分の武士の魂と誇りを忘れてはいませんでした。
「明日へ連れてって」
と政子に言います。
「女々しいことをいわず、共に参ろう」
と政子。
なんか、囚われの城へ雨の中助けにやってきた王子様(政子)とお姫様(頼朝)かと思っちゃいましたが。
(゚∀゚)アヒャ
歴史を作った結婚がここに。
パパンの説得がまだありますけどね。
どうでもいいですが、脚本家は女性の割に、なんかみんな、男性陣のプロポーズがめちゃくちゃですよね。(笑)いやもう面白いからいいんですけど。
頼朝に武士として生きると伝えた清盛が、時を経てその意思を失いかけている状況と、武士としての心を取り戻した頼朝。そしてそれが政子によるものというこの3人の状況のシンクロは武士の世の構築を受け継いでいくことを表しているのですね。
いやーそれにしても杏ちゃん男前。正直このドラマの誰よりも男前。
頼朝の岡田君の姫っぷりもイイ!( ・∀・)イイ!!
どうでもいいですが、プリンセス・トヨトミの映画版、清盛キャストいっぱいなのが笑えます。
次回は牛若の覚醒と重盛のストレス退場ですね。
(´Д⊂ヽ
*******
追記
・アクアタルカスのかかるタイミングが絶妙!
・牧の方は政子と同じくらいの年齢なのはスルーですか・・・。(笑)
| 固定リンク
コメント
>陰謀
「乱」でも「変」でもなく「陰謀」てどんだけ未遂事件よっていつも思います
あと面子を見てるともうこっそり山荘に行くリスクと宮中で密談するリスクと大差ない気がしてしまいます
>清盛 60歳
キックはおいといてその後の退場シーンの歩き方はかなり爺さんだったのでメリハリきいてるなあと思いました
>頼朝姫
このキャラの方向でその後の歴史をやってくれても楽しそう
投稿: らむね | 2012年11月13日 (火) 00時37分
松ケンのじーさん演技は素晴らしいですね。ここにきてほんとに年寄りっぽく
なってきました。
>>陰謀
清盛のでっちあげ説があるのも山荘集合の
リスクを考えてないことにも
あるんでしょうね。
>>姫
大河史上最弱の頼朝君は斬新ですよね。
つづきが見てみたいです。
投稿: rin2@tomitarin | 2012年11月14日 (水) 20時52分