« 平清盛「宿命の敗北」 | トップページ | 若者よ選挙に行こう! »

2012年12月 9日 (日)

平清盛「幻の都」

残すところ、あと2回!

というわけで次回は選挙のため繰り上げ放送だそうで。

たぶん見れるのは深夜か翌日以降になりそうです。
(´・ω・`)選挙ェ・・・

宗盛の必死の諫言による還都と重衡の東大寺焼き討ちというダブルインパクト。
清盛の夢の結晶だった福原の都。
しかし、誰にもそれは理解されず、徳子にも暗に高倉院の心労は無理やりな遷都のためだと言われてしまいます。そしてとどめが宗盛。

優秀な腹違いの兄重盛へのコンプレックスを告白し、それでも棟梁として父を諌めることという宗盛。過去の竹馬や平治の乱の頼朝との三男対決など、悔しい思い出ばかりを胸に彼なりに精いっぱいだったという悲哀が泣けますなあ。

(´;ω;`)ウッ…

そして内裏が落成してすぐ、平安京へ都を戻すわけです。最後の福原での宴で涙する清盛も悲哀が・・・。背中が悲しそうです。しかし、小兎丸一党は、兎丸の夢をそのまま継ぐとのことで福原に残るといいます。黙って頭を下げる清盛。清盛にとってかすかな希望の残るシーンでした。泣けますなあ。
(´Д⊂グスン
関西弁が微妙だとはつっこんではいけないw

さて、富士川の合戦からいけいけどんどんの源氏側。容赦なく大庭景親を斬首に処す頼朝は本領安堵により、武士の支持を確立していきます。力で武士の世を作ると言い放つ姿は父の義朝に重なっていきます。この辺意識した演出が憎いですなあ。

この作品のテーマは「受け継がれる意志」にあるんだなあと。
あらゆる親子関係や師弟関係等において、それが顕著に伏線回収とともに一気に終盤に描かれておりますなあ。
そしてその武士の世の構築という意味で清盛の意志を受け継ぐのが頼朝です。弁慶から聞く清盛の放った神輿や鳥羽院という旧体制を壊す矢が頼朝にもつきささるのです。
まさか神輿事件の矢がここにつながるとは!なんつー脚本のすごさだ。
この藤本さんという顔出しNGの脚本家、スタッフの方が絶賛するだけあって、私のような素人目で見てもすごい構想力と構築力ですたい!
50話の物語ではなく、1年間の長いスパンで1つの物語を50に分けて書いているのはなかなかできないことだと思います。たぶん結末から逆算して物語を書くタイプの人なんでしょうね。ところどころジャンプ漫画っぽいけど作り方はライブ感あふれる(悪くいえばいきあたりばったり)ジャンプ漫画とは真逆の感じです。三谷幸喜氏と似たタイプの方だなあという印象。

さて、寺社勢力を鎮めるため、偶然に東大寺を焼いたものの、それを嬉々として語る重衡を悲しげなあきらめたような表情で、
「ようやった」と誉める清盛。

「天は平家を見離したか」と滅亡のときが近づいています。
いやもう諸行無常ここにあり。

他のみどころ

・藤原摂関家はもはや癒しの突っ込みになってますね。めずらしくいつもは冷静な九条兼実まで取り乱し、顔芸要員の経宗さんはもはや名人芸の域!(゚∀゚)
・深キョンの若づくりは事務所の方針でしょうかw
・何気に小兎丸の母親=千尋の声の人の表情がイイ!何気に海賊トリオとともに、登場期間が長い方のお一人。
・ついでに徳子も中の人が女子高生とは思えないほどいい演技。
・弁慶のオーバーアクションがウザくてよろしいw
・義経のキラキラ感が余計に悲しい。
・ところで松田聖子様は退場なの?松田×松田のシーンが多かったことに今更気付いた。
・やっと小奇麗になった藤九郎のクレジットをそろそろ「安達盛長」にしてあげてください。
・あんだけ東国武士おっさんがいても一番強そうなのは政子様(笑)ある意味武士の世を構築したラスボスといえばこの人ですが。
・頼朝の席の背後にある矢のつい立て(?)みたいのはタッキー義経時代の使いまわしですか?

とりあえず思いつくのはこの辺で。
ちゃんちゃん。

|

« 平清盛「宿命の敗北」 | トップページ | 若者よ選挙に行こう! »

コメント

>還都・焼討
前回の細川実衡さんはもう少し悩んでらした気がしますがこちらはバカ息子…じゃなくて無邪気ですね

宗盛さんも含めて悪い人じゃないんだけど…て感じの一門の若者たちに、一蓮托生ワンマン社長に着いていく団体の弊害を見せつけられました

兼実さんが聖武天皇引用して嘆いてて思い出しましたが聖武天皇といえば清盛どころではない遷都マニア。当時の人はさぞかししんどかったでしょう。

>義経
大河「義経」の時よりも兄弟仲よしシーンが多い気がしてムネがいたいですよ


でもこの回で一番思ったことは
宴会シーンで歌詞及び意味の字幕を復活させるなら
前回の祇王姉妹の歌って踊るシーンでも字幕が欲しかったです

投稿: らむね | 2012年12月22日 (土) 09時11分

>前回の祇王姉妹の歌って踊るシーン
公式HPのツイートまとめで
解説がございますよん。

>聖武天皇
しょむないことしぃですな。
聖武天皇なだけに(失敬!)
今回の重衡(小草々さん)は
強いパパを信じる無邪気なボンボンという
描き方ですね。それがおっしゃるとおり
ワンマン社長に一族がついていく企業が
生み出した弊害みたいな感じです。

投稿: rin2@tomitarin | 2012年12月24日 (月) 17時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/127690/56287513

この記事へのトラックバック一覧です: 平清盛「幻の都」:

» 平清盛 第48回「幻の都」 [あしたまにあーな]
このドラマも残すところあと3回となりました。平家のその後も表現するということだったので、3回を残して清盛の時代から頼朝・義朝と知盛の戦の場面なのではないか見ていたのですが、清盛はまだまだ元気で第一線で指示出しまでしています。こうなってしまうと棟梁とは名ばかりで、重盛に続いて宗盛もそんな境遇を感じていました。 その中で、強引な福原への遷都が様々な災いをもたらしていると人々は感じるようになります。今まで以上に悪いことを神仏の思いに結びつけやすい状況の中で、清盛への圧力は相当なものであったことでしょう。福... [続きを読む]

受信: 2012年12月11日 (火) 18時12分

« 平清盛「宿命の敗北」 | トップページ | 若者よ選挙に行こう! »