氷ノ山雪山登山
せっかくの長めの年末年始休暇、ということで登山へ。今回は珍しく百名山以外で、山陰の氷ノ山山域へ。スキー場で有名な地域です。中学生のときの合宿で隣の鉢伏山に行って以来。
夏山ならファミリーハイクに丁度いい山ですが、山陰の冬は積雪がすごいらしく。
雪山訓練も兼ねて氷ノ山に登ることにしました。数年前、積雪期の荒島岳(福井県)で装備をほとんどもたず苦労したことを踏まえ、今回はアイゼンにスノーシュー、ピッケルと完全装備で望みました。が、ここでとんでもないアクシデントに!
登山をするおじさんにアイゼンを借りたついでに、これももってき、と貸してくれた未使用のスノーシュー。聞けば数年前に買ったはいいものの、使ってなくてタグがついたまま。
そのまま車に入れて持ってきました。
使うほどの雪かどうかわからんかったんですが、それをリュックに入れて駐車場から徒歩20分ほどの登山口へ。
登山口に着くと、かなり雪深かったので使うことにしてそのスノーシューを出した瞬間、
バキッバキッ!!
?(´Д` )
ん?
スノーシューの留め具がバラバラに!
Σ(゚д゚lll)ガーン
どうやら使わないままだったので経年劣化して、さらに雪山の気温差で痛恨の一撃!
使い物になりまへんやん!
使えないものを持って登るのは無駄で、また20分歩いて車まで戻しに。
これで1時間のタイムロス。
。・゚・(ノД`)・゚・。
午後から天気が崩れる予想だったのでこれは痛い!
もう登山やめてスキーでもして帰ろうかと思いましたが、うまいこと先行者のトレースを辿ることができたこともあり、まあ行けるところまでアイゼンでがんばろうと、登り始めました。
トレースがあるとはいえ、それでも雪で足は沈む沈む。山陰の雪は手ごわい!
このあたりは積雪がメートル単位だそうですね。大阪ではありえへん!
何回か雪を踏みぬき、腰まで埋まること数回。そうこうしつつも、先行者に追いついてしまいました。この人がワカンでトレースを付けてくれてたおかげで私も歩けましたが、この人より前は誰もおらず、ラッセルになってたそうです。
※ラッセル、要は雪かき。
聞けば、何度か急傾斜ですっ転んで大変だったとか。いやあ、でもこちらは助かりました、ありがとうございます。ちょうど追いついたあたりからは斜面が急で普通に登れるらしく、ここで休憩していくという彼を追い抜き先行しました。雪の急斜面は普通の登山口より足が沈む分、体力が倍かかります。
ひーこらいいながら30分ほど、なんとか氷ノ山越の避難小屋へ到着。稜線へ出ました。ちょっとここで一服して、再び山頂を目指します。こっからまだ2kmだって。
(´Д⊂ヽ
そして稜線は、ここまで以上の雪。足をとられるし、トラバース気味のところは怖いし。
とにかく登りがキツイ。ひーこらいいながら、なんとか稜線に出てから1時間半かかって登頂。ちょうど雲行きもあやしくなってきました。寒いし、誰もいねえ。
(途中で数人とすれ違ったので、私がたぶんラスト。)
撮影と休憩をちょこっとしてすぐに下山。
下りは転んでも大丈夫なんで早い早い!
夏道のコースタイムより早かったのではなかろうか。
丁度下山できたタイミングで雪が降ってきました。なんとかセーフです。
いやあ、雪山はまだまだ訓練がいりますねえ。
っていうかあとで調べて分かったのですが、スキー場のリフトを使えばもうちょっと楽に登れたみたいです・・・。まあ、訓練兼ねてるからいいかあ、と思うようにしました。
今回の登山口は鳥取県側の若桜町から。ノーマルタイヤで心配でしたが、スキーシーズンなので道は融雪剤が撒かれてたり、水を(洪水並みや!)流してくれてたのでノーマルタイヤで行けました。スキー様様です。
久々にスキーもしたくなりましたねえ。
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